2016.08.27更新
B型肝炎ワクチン2種類の違いについて
かなりさぼっていましたが、お尻を 叩かれたので、また頑張ってみたいと思います。
さて、いよいよB型肝炎の定期接種が10月から開始になりますね。
当院では今までビームゲンというワクチンを接種していましたが、実はもう一つ、ヘプタバックスというワクチンもあります。
10月から当院でもヘプタバックスを導入することにしたので、二つの違いについて、少し解説しておきたいと思います。
元々当院で接種しているビームゲンは、特徴として、
アジア株のB型肝炎ウイルス(ジェノタイプC)から作成。
古くからある。もともと国産。
となっています。
ヘプタバックスの特徴として、
ヨーロッパ株のB型肝炎ウイルス(ジェノタイプA)から作成。
海外のワクチンと互換性があることがわかっている。元々は外国製。
となっています。
日本は今までジェノタイプCの感染者が多くみられていました。
しかし近年欧米に多いジェノタイプAの感染者が日本でも増加していると報告されています。
どちらを選べばよいか?という疑問に関しては、
基本的には厚生労働省が二つのワクチンに効果の違いはない、ということで認可していますので、どちらでもかまわないとおもいます。
将来的にヨーロッパやアメリカに出張、留学などを考えていらっしゃるのであれば、互換性のあるヘプタバックスのほうがお勧めかもしれません。
逆にアジアに行かれる予定がある方は、ビームゲンでもよいのかもしれません。
当院のスタンスとしては、どちらでも効果に違いはないと捉えています。
あくまで参考として、ビームゲンにはチメロサールが含まれていますが、含まれている水銀の量は、本マグロ一切れにに比べれば1/5以下と全く問題になりません。
ちなみに水銀の量としては、マグロなどの他に、ブリ、サバ、カツオ、マダイなどにも結構な量が含まれており、チメロサールは判断根拠になりません。 院長です。
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