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2017.06.23更新

私も咳がかなりきついお子さんには出したりしていたのですが、
2019年から12歳以下禁忌になっていくようですね。

詳しい話の説明もなく、ニュースに流れると皆さんびっくりしそうです。


リン酸コデインは一般的な子供用の風邪薬にも入っているなじみのある薬です。
有名どころでアンパンマンのシロップだったり、はなかっぱのシロップだったり。
昔からの先生は良く出されていて、個人的にも効果は高いと思います。

リン酸コデインは体で代謝されて、モルヒネに一定量変わっていくのですが、かなりのリン酸コデインを飲まないとモルヒネとしての治療量にも達さないため、安全とされていました。

では、なぜ禁忌になったか、ということなんですが、本来、体で代謝されるスピードはコントロールされているので、一気に血中濃度が上がったりはしないのです。

ただし、一定の確率で、代謝が亢進してしまう人がいて、一気に副作用が出てしまうことがあります。そこで、そもそも薬を使わないようにしてしまおうということです。

代謝が亢進するタイプの人がいる、というのは最近よく報告されるようになってきていて、この間の小児科学会でもよく取り上げられていました。

なので、常用するのではなく、夜間だけ寝られるようにごく少量投与するぐらいにしていましたが・・・

まぁモルヒネみたいな麻薬に変わるというイメージの悪さと、風潮として風邪薬は対して効果がないし、要らないものだ、という時代の流れなんだろうなぁと思います。

 

実際、他院で多めに処方されていて、血中濃度が上がりすぎて怖い思いをした人もいるでしょうし、仕方ない所ですね。

 

他の咳止めで良い物を探さないといけませんねぇ。どうしよう。

他の先生には、咳を止めるなと怒られそうですが・・・

投稿者: 医療法人廣仁会

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