小児の漢方の処方をする時は虚弱、という考え方が大切です。
ただでさえ、苦い薬が苦手なこども達に、漢方の独特な臭いの強い煎じ薬を処方するのは、漢方好きな院長としても、かなり気が引けるところではあるのですが、西洋の薬にはない、虚弱児の生活改善、という非常に魅力的な面があり、時々提案させてもらっています。
代表的な薬が、小建中湯。お腹が冷え気味だったり、食欲が細かったり、便秘だったり、お腹の関する子供の問題には良く出る薬です。病気とも言えないけど、お母さんとしては、もうちょっと食べて欲しいとか、線が細くて便秘しがちの子供さんにはうってつけ。
食欲を増やす漢方には、六君子湯というのもあります。なんかの拍子に吐きやすく、食欲も日頃からいまいち・・・なんてお子さんには良いでしょう。
ほかにもいろんな病気とも言えない症状に対して、お出しできる薬があります。
が・・・
やっぱり飲ませずらいんですよね。結局、飲めば効く!という信念と、親御さんのがんばり、かなりの覚悟が必要になってきます。(これは抗菌薬でもおなじで、苦い薬を飲ませる覚悟は必要です。)
そこで、漢方の場合、こんな飲ませ方をお勧めしています。
水飴、はちみつ(1歳以上)に混ぜる。1歳未満のお子さんにはマルツエキスという麦芽糖のお薬に混ぜてもらうこともあります。
2,3歳以上のお子さんであれば、1回お湯に溶いて、冷蔵庫で冷やし、100%リンゴジュースで割って飲むなど。
甘いのが苦手なお子さんは、濃い目のお茶、麦茶で割るとよいみたいです。
漢方が飲みやすく感じる場合、体質と合っている可能性が高く、効果がより出やすいと言えるでしょう。
漢方トライしてみたい方、ご相談ください。
ちなみに普通の風邪、嘔吐、下痢、アトピーなど、西洋の薬より効く漢方も多くあります。西洋の薬飲んでみたけど、いまいち効かない、なんて場合でもOKです。
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