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2015.04.11更新

こんにちは、院長です。
生後10カ月頃にやる後期健診で一番多い悩み事が、夜泣きです。お母さんたちも疲れてしまっているのがよくわかります。

まぁ、うちもそうでしたし、過ぎてみるとのど元過ぎて熱さをを忘れ、元気に過ごしています。なので、今だけのことだし、様子を見てれば治るよと言われることが多いのではないでしょうか。

でも、それじゃあまりにもきついですよね。

「夜泣き」を分類して考えてみました。(自己流)

その1:とにかく寝付きが悪く、置くと泣く。おっぱい吸わせていると落ち着いているが、そのうちぐずぐずしてしまう。
その2:夜、頻回に目覚めてしまい、毎回泣いて、おっぱいを欲しがる。
その3:起きるのは2,3回だが、一度起きると1,2時間泣き続ける。おっぱいで落ち着くこともあるが、無理なことが多い。

そのほかにもあるかもしれませんが、大体このようなケースが多いですね。
うちは、その1とその3の合わせ技でした。

その1とかは寝るのが怖いのかな?というケース。
その2は不安が強く、おっぱいへの依存が強いケース。
その3は疳が強く、不安もありそうなケース。

ちなみに1歳以降の夜泣きはまた別の話なので、別の回で書きますね。

この全てに共通するポイントが、寝かしつけにだっこや母乳に頼っていることです。

新生児のころ、母乳は欲しがるだけあげてくださいと言われ、それ以来、赤ちゃん達はお母さんの腕の中で気持ちよく眠りにつくことが多かったと思います。

それが、8ヶ月-10カ月ごろになってくると、様々なことがわかり始め、興奮し、目新しいことやびっくりすることもあり、不安や好奇心が渦巻きはじめます。人見知りが始まるのもこの頃ですよね。その結果、お母さんへの依存が強くなり、より安心感を得ようとします。

そんな中で、今までは多少夜目が覚めてもそのまま眠れていた赤ちゃんたちも、お母さんにだっこされていないこと、おっぱいをくわえていないことに、びっくりし、不安になり、泣いてしまうんですね。

「夜泣き」の始まりです。

では、どうしていくべきか。

おそらく、これ!といった正解はないでしょうが、私の答えを書いておきます。あくまでうちのケースなので、参考にされるかどうかは別としてください。

まず、入眠儀式を大切にします。
部屋を暗くするとか、お気に入りのタオルを作ってやるとか。
ちなみにうちの子は、毛羽だったひもを耳に入れてこちょこちょしてやると、3分後には寝てくれるという不思議なスイッチがあることが判明し、随分楽になりました。

次に、おっぱいへの依存を減らしていきます。(たぶん一番重要)
眠ってしまうまでおっぱいを吸い続けていないように、眠ってしまいそうだな~というときにおっぱいを口から離してやり、泣き始めて目が覚めてしまったら、もう一度おっぱいをくわえさせます。それを繰り返してやるといつかあきらめて寝るようになってくれます。うちの場合、寝る時のおっぱいへの依存をなくすために1ヶ月近くかかりました。

おっぱいなしで腕の中で寝るようになったら、次は、眠ってしまうまえに布団に置きます。これも一緒で、泣いたら、まただっこしてやり、寝る直前に置く練習を繰り返します。するとそのうち、眠くなったら布団に入り、自分で眠る、という習慣が身についていきます。

これがうまくいくようになると、夜目が覚めても自分で寝てくれるようになっていくはずです。

さて、長くなってしまいましたが、以上の方法を試してみても、無理な場合、特に泣き出したら一気にギャン泣きまでいき、手に負えない、と言うような状態であれば、漢方を併用するのも手です。

不安が強かったりすれば、甘麦大棗湯、疳の虫のような、疳が強いのであれば、抑肝散がお勧めです(いずれも処方薬です)抑肝散はお母さんがいらいらしてしまっているようなら、お母さんにも飲んでもらうと効果があります。

なかなかうまくいかない、疲れた!と言うお母さん。一度かかりつけにご相談くださいね。

投稿者: 医療法人廣仁会